合同会社の自由度の高さ

合同会社の最大のメリットは、自由度が高いことです。
さすがに犯罪や違法行為を業務として遂行するのは不可能ですが、経営者は好きな仕事を好きなように行うことができます。
ではなぜ、合同会社の経営は自由度が高くなっているのでしょうか。

株式会社の場合、お金を出した本人が実権を握っています。
経営に直接関わってはいないものの、株主の意見には絶対的です。
特に株式会社にお金をより多く出した人の権限は、かなり強くなっています。
例えば、AかBのどちらかを選択しなければならないとします。
多数決ではAに軍配があがり、Bは1人しか支持がなかったとしましょう。
しかしBを支持した人は、Aを支持した人よりも多くの株式を持っていたとします。
すると人数的にはAの支持が圧倒的であったとしても、株式を多く持っている人が「Bを支持する」と表明したら、Bで決定になります。

でも合同会社は違います。
例え多く会社に出資していたとしても、人数的な多数決が全てです。
例え出資額が多い人がBを支持しても、多くの人がAを支持したのならば、Aが採用されます。
また出資比率と利益配分を変えることも可能となるので、お金ではなく仕事の貢献度が高い人に利益を分配することもできます。
株式会社ではないので、株主総会や取締役を決める必要もありません。
合同会社の場合は出資者本人が、経営者になります。
だから株式会社と比べると、経営の自由度は合同会社の方がかなり高くなっています。

ただし合同会社の自由度が高いとは言え、何でもかんでも好き勝手に振る舞っていいという訳ではありません。
冒頭にも述べたように、犯罪や違法行為は許されていません。
違法行為に手を染めていなかったとしても、会社内で傍若無人に振る舞うと人は離れてしまいます。
人が離れると、経営どころの騒ぎではありません。
合同会社の経営の自由度の高さは、魅力的に移ります。
でも自由の意味を履き違えてしまうと、会社はすぐに解散してしまうので要注意です。